マシンによって調整が必要な部分は以下となります。
重要 | 項目 | コマンド | 備考 |
---|---|---|---|
IPアドレス(有線接続時) | M552 P○○○ S1 |
参考:有線LAN接続の設定 | |
★ | モーター回転方向 | M569 P○○ S○ |
Sの値を1あるいは0で切り替えて設定することで回転方向が逆になります。参考:動作確認 |
★ | step/mm設定 | M92 X○○ ... |
移動量に関する設定です。参考:精度調整 |
モーター電流値 | M906 X○○ ... |
モーターに流れる電流値(mA)を設定します。 | |
★ | 軸の下限値 | M208 X○○ ... S1 |
マシンの可動範囲に合わせて設定します。可動範囲を調べる時はM564 S0 H0 を実行し移動範囲の制限を解除した上で軸移動を実施します。 |
軸の上限値 | M208 X○○ ... S0 |
デフォルト設定では機械原点を+方向端とし、スイッチの位置を(0,0,0)とする設定のため、軸の上限値を変更する場合はhome◯.gファイル、homeall.gを同時に変更する必要があります。 |
Xモーターの回転方向を変えたい場合は、X軸モーターはモータードライバー0番(config上では0.0と表記します)を使用しているのでM569 P0.0
のSの値を変更します。M569 P0.0 S0
→M569 P0.0 S1
とすると、X軸モーターの回転方向は逆になります。
Y軸のstep/mmの設定を変えたい場合は、M92 Y〇〇
のYの値を変更します。例えばYを198.2step/mmと設定したい場合はM92 X◯◯ Y198.2 Z◯◯
のようにYの値を変更します。
WEBUIにアクセスできる場合、WEBUI上で各種configを編集可能です。
メニューからシステムを選択すると、各種configファイルの一覧が確認できます。
編集したいファイルをクリックすると編集画面に入ることができます。
編集画面で編集した場合は右上の保存ボタンを押下してconfigファイルを保存します。
行頭にセミコロン
;
で書かれているコマンド部分はコメントアウトをして無効化している部分です。
その部分のコマンドを有効にしたい場合は、;
を削除してコメント化を解除します。
保存をした後に基板をリセットするか、設定ファイルを適用するかを聞かれます。
多くの場合は基板をリセットを選択すると良いです。
ただし、基板リセットによりホーミング等はやり直しとなってしまうため、パラメータ調整など微小な変更な場合は設定ファイルを適用を選択しても構いません。
Duet基板の電源を切っている状態にてDuet基板からmicroSDカードを取り出し、PCへと接続します。
microSD上のsysフォルダを開き、編集したいファイルを選んでテキストエディタ(メモ帳など)で編集します。
設定ファイルを編集したら忘れず保存をし、microSDをPCから取り出しDuet基板へと戻します。