仕様を選んでください。仕様部品表の部品名を仕様に合わせて変更します。
X軸選択肢 Y軸選択肢 Z軸選択肢
説明中ではレールにTナットを予めいれる場面が多くあります。
もし入れることを忘れた場合差し込みTナットで代用可能です。
仕様によりフレーム・リニアレールの長さが異なります。長さが異なる部品については本文中では◯◯ X軸用など表記することがあります。
例:C-Beamリニアレール X軸用
本CNCマシンでは各軸の直動動作時のガイドとしてC-Beamフレームの溝とVホイールを使用しています。
まずは各軸用のVホイールを組み立てます。
Vホイール1個あたり以下の部品を使います。
部品番号 | 使用部品名 | 個数(Vホイール1個あたり) |
---|---|---|
❶ | 5mmベアリング | 2 |
❷ | 1mm精密シムリング | 1 |
❸ | ホイール | 1 |
またArtCNCでは合計で30個のVホイールを使用します。
部品番号 使用部品名 個数 ❶ ガントリープレート – 汎用型 2 ❷ 8mmナットブロック 2 ❸ スペーサー - 3mm 4 ❹ スペーサー - 6mm 4 ❺ 偏心スペーサー6mm 4 ❻ スペーサー - 9mm 4 ❼ スペーサー - 20mm 8 ❽ Vホイール 8 ❾ ワッシャー 8 ❿ ロックナット 8 ⓫ 低頭ボルト M5 - 20mm 4 ⓬ 低頭ボルト M5 - 60mm 8 ⓭ 1mm精密シムリング 4
部品番号 | 使用部品名 | 個数 |
---|---|---|
❶ | ガントリープレート – 汎用型 | 1 |
❷ | 8mmナットブロック | 2 |
❸ | スペーサー - 3mm | 4 |
❼ | スペーサー - 20mm | 8 |
❾ | ワッシャー | 4 |
❿ | ロックナット | 8 |
⓫ | 低頭ボルト M5 - 20mm | 4 |
⓬ | 低頭ボルト M5 - 60mm | 4 |
⓭ | 1mm精密シムリング | 4 |
❶ガントリープレート – 汎用型の長穴部分に❷8mmナットブロック 2個を取り付けます。プレートのざぐりにボルトの頭が隠れるように。
❷8mmナットブロックは❶ガントリープレート – 汎用型に直接取り付けず、⓭1mm精密シムリング、❾ワッシャーを挟みます。⓫低頭ボルト M5 - 20mm 2本と❿ロックナット 2個で固定します。
この時点ではロックナットを完全に締めきる必要はありません。リードスクリューを通すときに調整します。
8mmナットブロックの向きは六角形の穴が見えるように取り付けます。円形のザグリはガントリープレート側となり見えない向きです。
⓬低頭ボルト M5 - 60mm 4本を下図のようにガントリープレート – 汎用型に通し、各低頭ボルトに❼スペーサー - 20mm 2個、❸スペーサー - 3mm 1個を取り付けます。
X軸ガントリープレートの半分が完成となります。
次の項では使いませんので2.3まで一旦置いておきます。
部品番号 | 使用部品名 | 個数 |
---|---|---|
❶ | ガントリープレート – 汎用型 | 1 |
❹ | スペーサー - 6mm | 4 |
❺ | 偏心スペーサー6mm | 4 |
❻ | スペーサー - 9mm | 4 |
❽ | Vホイール | 8 |
⓬ | 低頭ボルト M5 - 60mm | 4 |
❶ガントリープレート – 汎用型の4つ角のザグリのある穴に⓬低頭ボルト M5 - 60mm 4本を通します。
ガントリープレート – 汎用型のザグリ穴が若干大きい側を下向きにします。
下図のようにガントリープレート – 汎用型の上部の各低頭ボルトには❹スペーサー - 6mm、❽Vホイール、❻スペーサー - 9mm、❽Vホイール、❹スペーサー - 6mmの順で入れます。
ガントリープレート下部の各低頭ボルトには❺偏心スペーサー6mm、❽Vホイール、❻スペーサー - 9mm、❽Vホイール、❺偏心スペーサー6mmの順で入れます。
❺偏心スペーサー6mmの向きに注意してください。偏心スペーサーの円形の凸部がガントリープレートの大きめの穴に入ります。
部品番号 | 使用部品名 | 個数 |
---|---|---|
❾ | ワッシャー | 4 |
❿ | ロックナット | 4 |
2.1と2.2で作成したガントリープレート1とガントリープレート2を組み合わせます。
ガントリープレート2はガントリープレート1の穴を通して❾ワッシャー 4個と❿ロックナット 4個で各低頭ボルトを締結します。
ガントリープレート1はガントリープレート2についているネジ穴で固定しません。ホイールの付いている低頭ボルト M5 - 60mmは締め切るとホイールがついていないガントリープレート1の低頭ボルト M5 - 60mmが少し飛び出ます。これは後ほどZ軸ガントリープレートと組み付けるための飛び出し量となります。
2.4にて偏心スペーサーの調整を行いますので、偏心スペーサーの入っている低頭ボルトのロックナットはここでは完全に締めきらないようにしましょう。
固定していない低頭ボルト M5 - 60mmが脱落してしまわないように気をつけましょう。
偏心スペーサー6mmは下図のように穴の中心が切り込み側に偏心しているスペーサーです。
スパナを使って偏心スペーサーの向きを変えることでVホイールの締め付け具合を調整することができます。
偏心スペーサー6mmの切り込み部をC-Beamフレーム側(内側)に向く様に回すとVホイールはC-Beamフレームに近づきます。
反対に偏心スペーサー6mmの切り込み部をC-Beamフレームとは反対側(外側)に向く様に回すとVホイールはC-Beamフレームから離れます。
一旦切り込みがガントリープレートの外側を向くようにし、ホイールを緩めた状態にしておきます。
2.3で制作したガントリープレートを任意のC-Beamフレームに通します。
Vホイールが空転せず、手で動かして大きな抵抗なくガントリープレートが動く程度の位置で全ての偏心スペーサー6mmの位置を調整します。
調整が完了したらガントリープレート1とガントリープレート2を繋いでいる低頭ボルトのロックナットを締めて緩まないようにします。
部品番号 使用部品名 個数 ❶ ガントリープレート – 汎用型 4 ❷ 8mmナットブロック 4 ❸ スペーサー - 6mm 8 ❹ 偏心スペーサー6mm 8 ❺ スペーサー - 9mm 8 ❻ Vホイール 16 ❼ ワッシャー 16 ❽ ロックナット 16 ❾ 低頭ボルト M5 - 8mm 8 ❿ 低頭ボルト M5 - 10mm 8 ⓫ 低頭ボルト M5 - 12mm 16 ⓬ 低頭ボルト M5 - 20mm 8 ⓭ 低頭ボルト M5 - 60mm 8 ⓮ TナットM5 24 ⓯ 直角固定具(黒) 8 ⓰ 2080 V-slotリニアレール Z軸用2080 V-slotリニアレール 250mm2080 V-slotリニアレール 375mm2080 V-slotリニアレール 500mm 2 ⓱ 1mm精密シムリング 8
⓰2080 V-slotリニアレール Z軸用は選択した仕様によって長さが異なります。
選択した仕様によって以下のように読み替えて作業を行ってください。
250mm : ⓰250mm
375mm : ⓰375mm
500mm : ⓰500mm
部品番号 | 使用部品名 | 個数 |
---|---|---|
❶ | ガントリープレート – 汎用型 | 2 |
❷ | 8mmナットブロック | 4 |
❼ | ワッシャー | 8 |
❽ | ロックナット | 8 |
⓭ | 低頭ボルト M5 - 20mm | 8 |
⓲ | 1mm精密シムリング | 8 |
2.1と同様の手順で❶ガントリープレート – 汎用型に❷8mmナットブロック 2個を⓱1mm精密シムリング、❽ワッシャーを挟み、❽ロックナット、⓭低頭ボルト M5 - 20mmを使用し取り付けます。
これを同じものをもう1つ、合計2個作ります。
ナットブロックの向きに注意してください。8mmナットブロックの六角穴がロックナット側となります。
部品番号 | 使用部品名 | 個数 |
---|---|---|
⓫ | 低頭ボルト M5 - 12mm | 16 |
⓮ | TナットM5 | 16 |
⓰ | 2080 V-slotリニアレール Z軸用2080 V-slotリニアレール 250mm2080 V-slotリニアレール 375mm2080 V-slotリニアレール 500mm | 2 |
3.1で作成したガントリープレートに図のように⓫低頭ボルト M5 - 12mm 8個を挿しボルトの先に⓮Tナット 8個を取り付けます。
このときTナットはボルトの先に軽く取り付けた程度にします。
ガントリープレートのTナットの向きを揃え、⓰2080 V-slotリニアレール Z軸用に差し込みます。
位置を調整したらボルトを締め、全てのTナットを固定します。
このときガントリープレートの底面部と2080V-slotリニアレールの底面部は段差がないように面一とするように揃え固定します。
また、ガントリープレートは下図のようにザグリ大の穴の向きに注意してください。
ボルトの先端がレール溝の底面に僅かに食い込む場合がありますが、公差内でしたら使用に問題はありません。
明らかに固定できないような場合は交換いたしますのでご連絡ください。
これを2セット分用意します。
部品番号 | 使用部品名 | 個数 |
---|---|---|
❶ | ガントリープレート – 汎用型 | 2 |
❸ | スペーサー - 6mm | 8 |
❹ | 偏心スペーサー6mm | 8 |
❺ | スペーサー - 9mm | 8 |
❻ | Vホイール | 16 |
❼ | ワッシャー | 8 |
❽ | ロックナット | 8 |
⓭ | 低頭ボルト M5 - 60mm | 8 |
⓭低頭ボルト M5 - 60mmを3.2で作成したガントリープレートの4つ角の穴に通します。
通したボルトには下図のように
ガントリープレート上部は、❸スペーサー - 6mm、❻Vホイール、❺スペーサー - 9mm、❻Vホイール、❸スペーサー - 6mmの順
ガントリープレート下部は、❹偏心スペーサー6mm、❻Vホイール、❺スペーサー - 9mm、❻Vホイール、❹偏心スペーサー6mmの順
で通します。
各スペーサーを通したボルトは❶ガントリープレート – 汎用型を通して❼ワッシャー、❽ロックナットで固定します。
ガントリープレートは下側が大きめの穴がくるように向きに注意してください。
部品番号 | 使用部品名 | 個数 |
---|---|---|
❾ | 低頭ボルト M5 - 8mm | 8 |
❿ | 低頭ボルト M5 - 10mm | 8 |
⓮ | TナットM5 | 8 |
⓯ | 直角固定具(黒) | 8 |
⓯直角固定具(黒)に❾低頭ボルト M5 - 8mmを通しネジ先に⓮TナットM5を軽く取り付けます。
これを8セット作ります。
下図のように3.3で作成したV2080V-slotリニアレールの側面部に直角固定具を通し、❿低頭ボルト M5 - 10mmにて直角固定具をガントリープレートに固定します。また、直角固定具に取り付けられている低頭ボルト M5 - 8mmを締めTナットを固定します。
2.4と同様に偏心スペーサー6mmの位置を調整します。
部品番号 使用部品名 個数 ❶ ガントリープレート – 汎用型 1 ❷ 8mmバックラッシュ防止ナットブロック 1 ❸ スペーサー - 6mm 3 ❹ 偏心スペーサー6mm 3 ❺ Vホイール 6 ❻ ワッシャー 2 ❼ ロックナット 8 ❽ 低頭ボルト M5 - 20mm 2 ❾ 低頭ボルト M5 - 25mm 6 ❿ 1mm精密シムリング 2
部品番号 | 使用部品名 | 個数 |
---|---|---|
❶ | ガントリープレート – 汎用型 | 1 |
❷ | 8mmバックラッシュ防止ナットブロック | 1 |
❻ | ワッシャー | 2 |
❼ | ロックナット | 2 |
❽ | 低頭ボルト M5 - 20mm | 2 |
❿ | 1mm精密シムリング | 2 |
あらかじめ❷8mmバックラッシュ防止ナットブロックに付属のイモネジとナットを締め切らない程度に取り付けておきます。
下図のように❶ガントリープレート – 汎用型の長穴のザグリがついている部分に❽低頭ボルト M5 - 20mm 2本を通し、❷8mmバックラッシュ防止ナットブロックを❿1mm精密シムリング、❻ワッシャーを挟み、❼ロックナット 2個を使って固定します。
ナットブロックの向きに注意。ナットブロックの六角穴がロックナット側となります。
部品番号 | 使用部品名 | 個数 |
---|---|---|
❸ | スペーサー - 6mm | 3 |
❹ | 偏心スペーサー6mm | 3 |
❺ | Vホイール | 6 |
❼ | ロックナット | 6 |
❾ | 低頭ボルト M5 - 25mm | 6 |
ガントリープレートの大きめのザグリ穴がある3箇所に❾低頭ボルト M5 - 25mmを通し、❹偏心スペーサー6mm、❺Vホイール、❼ロックナットの順で通して軽く固定します。
ガントリープレートの小さめのザグリ穴がある3箇所に❾低頭ボルト M5 - 25mmを通し、❸スペーサー - 6mm、❺Vホイール、❼ロックナットの順で通して固定します。
2.4と同様に偏心スペーサー6mmの位置を調整します。
部品番号 使用部品名 個数 ❶ C-Beamリニアレール X軸用C-Beamリニアレール 1000mmC-Beamリニアレール 1200mmC-Beamリニアレール 1500mm 1 ❷ C-Beamリードスクリュー固定座※1 2 ❸ 垂直ジョイントプレート 2 ❹ 低頭ボルト M5 - 8mm 20 ❺ 低頭ボルト M5 - 10mm 6 ❻ 低頭ボルト M5 - 20mm 8 ❼ TナットM5 18 ❽ 差し込みTナットM5 8 ❾ 直角固定具(黒) 10 ❿ 8mmリードスクリュー X軸用8mmリードスクリュー 1040mm8mmリードスクリュー 1240mm8mmリードスクリュー 1540mm 1 ⓫ 8mmボールベアリング 2 ⓬ 8mmシムリング 2 ⓭ 8mmシャフトカラー 2 ※1 4点固定座オプションを選択の場合は2つのうち片方に4点固定座を使用します。
❶C-Beamリニアレール X軸用 及び ❿8mmリードスクリュー X軸用は選択した仕様によって長さが異なります。
選択した仕様によって以下のように読み替えて作業を行ってください。
1000mm : ❶1000mm 、 ❿1040mm
1200mm : ❶1200mm 、 ❿1240mm
1500mm : ❶1500mm 、 ❿1540mm
部品番号 | 使用部品名 | 個数 |
---|---|---|
❶ | C-Beamリニアレール X軸用C-Beamリニアレール 1000mmC-Beamリニアレール 1200mmC-Beamリニアレール 1500mm | 1 |
❷ | C-Beamリードスクリュー固定座※1 | 2 |
❸ | 垂直ジョイントプレート | 2 |
❹ | 低頭ボルト M5 - 8mm | 20 |
❺ | 低頭ボルト M5 - 10mm | 6 |
❻ | 低頭ボルト M5 - 20mm | 8 |
❼ | TナットM5 | 18 |
❽ | 差し込みTナットM5 | 8 |
❾ | 直角固定具(黒) | 10 |
※1 4点固定座オプションを選択の場合は2つのうち片方に4点固定座を使用します。
❶C-Beamリニアレール X軸用の片側の端に❷C-Beamリードスクリュー固定座 1個を❻低頭ボルト M5 - 20mm 4本で取り付けます。
4点固定座オプションを選択している場合はC-Beamリードスクリュー4点固定座にモーターを取りつけを行うことに注意してください。
X軸のモーターを取り付けたい側が4点固定座となるようにします。
下図のように❸垂直ジョイントプレート 1個に❺低頭ボルト M5 - 10mm 3個を通し、それぞれの低頭ボルトの先に❼TナットM5を軽く取り付けておきます。これを2セットつくります。
また、❾直角固定具(黒) 1個に❹低頭ボルト M5 - 8mm 2本と❼TナットM5 2個を取り付けたものを2セットつくります。
❾直角固定具(黒) に❹低頭ボルト M5 - 8mm 2本と❼Tナット 1個、❽差し込みTナットM5 1個を取り付けたものを8セットつくります。
先程作成した垂直ジョイントプレート 1セットと直角固定具 5セットを下図のようにC-Beamリニアレールの溝に差し込みます。
挿し込んだ垂直ジョイントプレートと直角固定具はリードスクリュー固定座の方に寄せて置きます。
ここでは固定する必要はありません。低頭ボルトが外れてしまわない程度に軽く締めておきます。
差し込む溝部を間違えないように注意してください。
2.1で作成したX軸ガントリープレートをC-Beamリニアレールに通します。
残った垂直ジョイントプレート 1セットと直角固定具 5セットをにC-Beamリニアレールの溝に差し込みます。
ここでは固定する必要はありません。低頭ボルトが外れてしまわない程度に軽く締めておきます。
❷C-Beamリードスクリュー固定座 をC-Beamリニアレールの反対端に❻低頭ボルト M5 - 20mm 4本で取り付けます。
4点固定座オプションを選択している場合はここで❷C-Beamリードスクリュー固定座のかわりにC-Beamリードスクリュー4点固定座を取り付けます。
部品番号 | 使用部品名 | 個数 |
---|---|---|
❿ | 8mmリードスクリュー X軸用8mmリードスクリュー 1040mm8mmリードスクリュー 1240mm8mmリードスクリュー 1540mm | 1 |
⓫ | 8mmボールベアリング | 2 |
⓬ | 8mmシムリング | 2 |
⓭ | 8mmシャフトカラー | 2 |
片側のC-Beamリードスクリュー固定座の穴から❿8mmリードスクリュー X軸用を通し、8mmリードスクリューに⓫8mmボールベアリング、⓬8mmシムリング、⓭8mmシャフトカラーの順で8mmリードスクリューに通します。
8mmリードスクリューをX軸ガントリープレートのナットブロックに通します。
もしナットブロックに8mmリードスクリューが通らない場合は、ナットブロックを固定している低頭ボルトを緩めると入りやすくなります。
無理にリードスクリューを入れるとナットブロックが削れて切りくずが詰まる原因となります。ナットブロックの位置を調整しながら挿入してください。
反対側のC-Beamリードスクリュー固定座の穴まで8mmリードスクリューをもってきて、⓭8mmシャフトカラー、⓬8mmシムリング、⓫8mmボールベアリングの順に8mmリードスクリューを通します。
下図のようにモーターを固定する側を決めましょう。そちらのリードスクリューを少し出して固定する作業を以下で行います。
左右どちらに固定しても良いですが、ここでは右側固定を想定して説明をしていきます。
モーターを固定する側のリードスクリュー固定座からの8mmリードスクリューの出し代を14~16mmとなるように調整し、シャフトカラーのイモネジを締めます。
シャフトカラーのイモネジは8mmリードスクリューの谷部で固定されるように8mmリードスクリューを軽く回しつつシャフトカラーのイモネジを締めて固定します。
反対側のシャフトカラーも同様に固定します。
ガントリープレートを手で動かした時にガタがないことを確認します。大きなガタがある場合はシャフトカラーを緩め位置を調整して締め直します。
バックラッシュは8mmナットブロックの位置を調整することで軽減できます。
8mmナットブロックの位置を取り付けている長穴の範囲内で位置調整し、軽くテンションがかかる状態でボルトを締めて固定します。
テンションがかかりすぎると抵抗が大きくなるので、ガタつきがなく、8mmリードスクリューを手で回せる程度に調整します。
ボルトは回らなくなるまで締め付ける必要はありません。
ナットブロックはPOMという摩擦小さい素材のためリードスクリューへの注油は基本的に不要ですが、リードスクリューにグリス塗布や注油を行う場合はこの時点でリードスクリューに注油を行います。
部品番号 使用部品名 個数 ❶ C-Beamリニアレール Y軸用C-Beamリニアレール 1000mmC-Beamリニアレール 1200mmC-Beamリニアレール 1500mm 2 ❷ C-Beamリードスクリュー固定座※1 4 ❸ 低頭ボルト M5 - 8mm 24 ❹ 低頭ボルト M5 - 20mm 8 ❺ TナットM5 24 ❻ 直角固定具(黒) 12 ❼ 8mmリードスクリュー Y軸用8mmリードスクリュー 1040mm8mmリードスクリュー 1240mm8mmリードスクリュー 1540mm 2 ❽ 8mmボールベアリング 4 ❾ 8mmシムリング 4 ❿ 8mmシャフトカラー 4 ※1 4点固定座オプションを選択の場合は2つのうち片方に4点固定座を使用します。
❶C-Beamリニアレール Y軸用 及び ❼8mmリードスクリュー Y軸用は選択した仕様によって長さが異なります。
選択した仕様によって以下のように読み替えて作業を行ってください。
1000mm : ❶1000mm 、 ❼1040mm
1200mm : ❶1200mm 、 ❼1240mm
1500mm : ❶1500mm 、 ❼1540mm
部品番号 | 使用部品名 | 個数 |
---|---|---|
❶ | C-Beamリニアレール Y軸用C-Beamリニアレール 1000mmC-Beamリニアレール 1200mmC-Beamリニアレール 1500mm | 2 |
❷ | C-Beamリードスクリュー固定座※1 | 4 |
❸ | 低頭ボルト M5 - 8mm | 12 |
❹ | 低頭ボルト M5 - 20mm | 16 |
❺ | TナットM5 | 12 |
❻ | 直角固定具(黒) | 12 |
※1 4点固定座オプションを選択の場合は2つのうち片方に4点固定座を使用します。
❻直角固定具(黒) に❸低頭ボルト M5 - 8mm 1本と❺Tナット 1個を取り付けたものを12セットつくります。
❶C-Beamリニアレール Y軸用の片側の端に❷C-Beamリードスクリュー固定座 1個を❹低頭ボルト M5 - 20mm 4本で取り付けます。
これを2セット用意します。
先程制作した直角固定具(黒)にTナットと低頭ボルトをとりつけたものを3セット下図のようにC-Beamリニアレールに通します。
3.で制作したY軸用のガントリープレートをC-Beamリニアレールに通し、直角固定具(黒)にTナットと低頭ボルトをとりつけたものを3セット下図のようにC-Beamリニアレールに通します。
❷C-Beamリードスクリュー固定座 をC-Beamリニアレールの反対端に❹低頭ボルト M5 - 20mm 4本で取り付けます。
4点固定座オプションを選択している場合はここで❷C-Beamリードスクリュー固定座のかわりにC-Beamリードスクリュー4点固定座を取り付けます。
これを対称になるように2セット用意します。
部品番号 | 使用部品名 | 個数 |
---|---|---|
❼ | 8mmリードスクリュー Y軸用8mmリードスクリュー 1040mm8mmリードスクリュー 1240mm8mmリードスクリュー 1540mm | 2 |
❽ | 8mmボールベアリング | 4 |
❾ | 8mmシムリング | 4 |
❿ | 8mmシャフトカラー | 4 |
片側のC-Beamリードスクリュー固定座の穴から❼8mmリードスクリュー Y軸用を通し、8mmリードスクリューに❽8mmボールベアリング、❾8mmシムリング、❿8mmシャフトカラーの順で8mmリードスクリューに通します。
8mmリードスクリューをY軸ガントリープレートのナットブロックに通します。
もしナットブロックに8mmリードスクリューが通らない場合は、ナットブロックを固定している低頭ボルトを緩めると入りやすくなります。
無理にリードスクリューを入れるとナットブロックが削れて切りくずが詰まる原因となります。ナットブロックの位置を調整しながら挿入してください。
反対側のC-Beamリードスクリュー固定座の穴まで8mmリードスクリューをもってきて、❿8mmシャフトカラー、❾8mmシムリング、❽8mmボールベアリングの順に8mmリードスクリューを通します。
下図のようにモーターを固定する側を決めましょう。そちらのリードスクリューを少し出して固定する作業を以下で行います。
左右どちらに固定しても良いですが、ここでは右側固定を想定して説明をしていきます。
モーターを固定する側のリードスクリュー固定座からの8mmリードスクリューの出し代を14~16mmとなるように調整し、シャフトカラーのイモネジを締めます。
シャフトカラーのイモネジは8mmリードスクリューの谷部で固定されるように8mmリードスクリューを軽く回しつつシャフトカラーのイモネジを締めて固定します。
反対側のシャフトカラーも同様に固定します。
これらをY軸フレーム2セットに対して行います。
後のX軸組付けの際に作業をしやすくするため、下図のようにガントリープレートの位置が対称になるように位置を揃えておきます。
2本ともガントリープレートをレールの端に寄せておくことを推奨します。
ガントリープレートを手で動かした時にガタがないことを確認します。大きなガタがある場合はシャフトカラーを緩め位置を調整して締め直します。
バックラッシュは8mmナットブロックの位置を調整することで軽減できます。
8mmナットブロックの位置を取り付けている長穴の範囲内で位置調整し、軽くテンションがかかる状態でボルトを締めて固定します。
テンションがかかりすぎると抵抗が大きくなるので、ガタつきがなく、8mmリードスクリューを手で回せる程度に調整します。
ボルトは回らなくなるまで締め付ける必要はありません。
ナットブロックはPOMという摩擦小さい素材のためリードスクリューへの注油は基本的に不要ですが、リードスクリューにグリス塗布や注油を行う場合はこの時点でリードスクリューに注油を行います。
部品番号 使用部品名 個数 ❶ C-Beamリニアレール Z軸用C-Beamリニアレール 250mmC-Beamリニアレール 375mmC-Beamリニアレール 500mm 1 ❷ C-Beamリードスクリュー固定座※1 2 ❸ 低頭ボルト M5 - 8mm 8 ❹ 低頭ボルト M5 - 20mm 10 ❺ TナットM5 4 ❻ 直角固定具(黒) 4 ❼ 工具固定座 1 ❽ 8mmリードスクリュー Z軸用8mmリードスクリュー 290mm8mmリードスクリュー 415mm8mmリードスクリュー 540mm 1 ❾ 8mmボールベアリング 2 ❿ 8mmシムリング 2 ⓫ 8mmシャフトカラー 2 ※1 4点固定座オプションを選択の場合は2つのうち片方に4点固定座を使用します。
❶C-Beamリニアレール Z軸用 及び ❽8mmリードスクリュー Z軸用は選択した仕様によって長さが異なります。
選択した仕様によって以下のように読み替えて作業を行ってください。
250mm : ❶250mm 、 ❽290mm
375mm : ❶375mm 、 ❽415mm
500mm : ❶500mm 、 ❽540mm
部品番号 | 使用部品名 | 個数 |
---|---|---|
❽ | 8mmリードスクリュー Z軸用8mmリードスクリュー 290mm8mmリードスクリュー 415mm8mmリードスクリュー 540mm | 1 |
Z軸ガントリープレートに❽8mmリードスクリュー Z軸用を取り付けます。
ナットブロックのイモネジに取り付けているナットは締めずに緩めておきます。
部品番号 | 使用部品名 | 個数 |
---|---|---|
❶ | C-Beamリニアレール Z軸用C-Beamリニアレール 250mmC-Beamリニアレール 375mmC-Beamリニアレール 500mm | 1 |
❷ | C-Beamリードスクリュー固定座※1 | 2 |
❸ | 低頭ボルト M5 - 8mm | 8 |
❹ | 低頭ボルト M5 - 20mm | 8 |
❺ | TナットM5 | 4 |
❻ | 直角固定具(黒) | 4 |
❼ | 工具固定座 | 1 |
❾ | 8mmボールベアリング | 2 |
❿ | 8mmシムリング | 2 |
⓫ | 8mmシャフトカラー | 2 |
※1 4点固定座オプションを選択の場合は2つのうち片方に4点固定座を使用します。
❼工具固定座に❻直角固定具(黒) 4個を❸低頭ボルト M5 - 8mm 4本で固定します。
また4つの直角固定具のもう一方の穴に❸低頭ボルト M5 - 8mmを挿し❺TナットM5を軽く留めておきます。
直角固定具のついた工具固定座のTナットを下図のように❶C-Beamリニアレール Z軸用に差し込み、直角固定具のボルト 4本を軽く締めて工具固定座の位置を仮止めしておきます。
その後C-Beamリニアレールの片方の端(下側)に❷C-Beamリードスクリュー固定座を❹低頭ボルト M5 - 20mm 4本で固定します。
2.6.1で作ったZ軸リードスクリューをC-Beamリニアレールに通し、リードスクリューに❾8mmボールベアリング、❿8mmシムリング、⓫8mmシャフトカラーをリードスクリューの両端に通しておきます。
C-Beamリニアレールのもう一方の端(上側)に❷C-Beamリードスクリュー固定座、またはC-Beamリードスクリュー4点固定座を❹低頭ボルト M5 - 20mm 4本で固定します。
リードスクリューの出し代が14~16mmとなるように調整し、両端のリードスクリュー固定座にシャフトカラーでボールベアリングを固定しておきます。
ガントリープレートを手で動かした時にガタがないことを確認します。大きなガタがある場合はシャフトカラーを緩め位置を調整して締め直します。
バックラッシュはバックラッシュ防止ナットブロックのイモネジを回し、テンションをかけることで調整できます。
がたつきがなく、リードスクリューを手で回すことができる程度に調整します。
調整が完了したらイモネジに取り付けられているナットを締めてイモネジの位置を固定します。
ナットブロックはPOMという摩擦小さい素材のためリードスクリューへの注油は基本的に不要ですが、リードスクリューにグリス塗布や注油を行う場合はこの時点でリードスクリューに注油を行います。
部品番号 使用部品名 個数 ❶ 2040 V-slotリニアレール X軸用2040 V-slotリニアレール 960mm2040 V-slotリニアレール 1160mm2040 V-slotリニアレール 1460mm 2 ❷ 2040 V-slotリニアレール Y軸用2040 V-slotリニアレール 960mm2040 V-slotリニアレール 1160mm2040 V-slotリニアレール 1460mm 3 ❸ L字ブラケット – シングル 16 ❹ L字ブラケット – ダブル 12 ❺ TナットM5 74 ❻ 低頭ボルト M5 - 8mm 64
❶2040 V-slotリニアレール X軸用 及び ❷2040 V-slotリニアレール Y軸用は選択した仕様によって長さが異なります。
選択した各軸の長さの仕様によって各部品の長さを以下のように読み替えて作業を行ってください。
1000mm仕様 : 960mm
1200mm仕様 : 1160mm
1500mm仕様 : 1460mm
部品番号 | 使用部品名 | 個数 |
---|---|---|
❷ | 2040 V-slotリニアレール Y軸用2040 V-slotリニアレール 960mm2040 V-slotリニアレール 1160mm2040 V-slotリニアレール 1460mm | 3 |
❸ | L字ブラケット – シングル | 16 |
❹ | L字ブラケット – ダブル | 12 |
❺ | TナットM5 | 70 |
❻ | 低頭ボルト M5 - 8mm | 64 |
❹L字ブラケット – ダブルに❺TナットM5 4個、を❻低頭ボルト M5 - 8mm 4本にて軽く止めたものを12セット用意します。
また、❸L字ブラケット – シングルの一方の穴に❺TナットM5と❻低頭ボルト M5 - 8mmにて軽く止めたものを16個用意します。
❷2040 V-slotリニアレール Y軸用を並べ下図を参考に端部に先程用意したL字ブラケット – ダブル、中心周辺に先程用意したL字ブラケット – シングルを取り付けます。
L字ブラケット – ダブルはV-slotリニアレール端部、L字ブラケット – シングルはV-slotリニアレールに等間隔に配置します。
この時点ではボルトを軽く締めておく程度にします。
L字ブラケット – シングルは加工テーブルを固定するためのものですので取り付け位置は任意です。
各2040V-Slotリニアレールの底面の溝に❺TナットM5を2個ずつ入れておきます。
このTナットはスタンドを固定する際に使用します。スタンドを取り付けない場合は省略可能です。
部品番号 | 使用部品名 | 個数 |
---|---|---|
❶ | 2040 V-slotリニアレール X軸用2040 V-slotリニアレール 960mm2040 V-slotリニアレール 1160mm2040 V-slotリニアレール 1460mm | 2 |
❺ | TナットM5 | 4 |
下図のように、❶2040 V-slotリニアレール X軸用に8.1で組み立てた2040 V-slotリニアレール Y軸用、あらかじめ用意したL字ブラケット – シングルとスタンド取り付け用の❺TナットM5を交互に入れていき、しっかり各ボルトを締めリニアレールを固定します。固定位置は下図を参考にしてください。
スタンドを取り付けない場合はリニアレール間に入れる下段のTナットは省略可能です。
2040V-Slotリニアレールの上の段L字ブラケット – シングル、下の段にTナットが入った状態になります。
これを反対側でも同じように2040 V-slotリニアレール X軸用を取り付けます。
固定位置をご確認ください。
最後にL字ブラケット – ダブルの各部のボルトをしっかり締め、増し締め確認をしてください。
部品番号 使用部品名 個数 ❶ C-beamリニアレール 500mm 5 ❷ 2040 V-slotリニアレール Y軸用2040 V-slotリニアレール 960mm2040 V-slotリニアレール 1160mm2040 V-slotリニアレール 1460mm 2 ❸ スタンド足部品パッケージ 5 ※レベリングキャスターを選択時は❸スタンド足部品パッケージに含まれるゴム足の代わりにレベリングキャスターを取り付けます。
❷2040 V-slotリニアレール Y軸用は選択した仕様によって長さが異なります。
選択した仕様によって以下のように読み替えて作業を行ってください。
Y1000mm : 960mm
Y1200mm : 1160mm
Y1500mm : 1460mm
部品番号 | 使用部品名 | 個数 |
---|---|---|
❶ | C-beamリニアレール500mm | 5 |
❸ | スタンド足部品パッケージ | 5 |
❶C-beamリニアレール500mmの片側に垂直ジョイントプレート 2個を低頭ボルト M5 - 10mm 4本とTナットM5 4個を固定します。
これを5セット作ります。
下図のように直角固定具(鋳造) を3個をTナットと低頭ボルト M5 - 8mmで固定し
これを2セット分作り、さらに左右対称となるようにもう2セットを作ります。
スタンドの取り付け時は前章で組み立てたテーブルフレームを180度ひっくり返した状態で説明します。
今から説明するのはテーブルフレームをひっくり返した状態での下図赤四角部分のスタンド取り付け作業になります。
他の3隅に対しても同様の組立を行ってください。
2040V-Slotリニアレール X軸側の上面(スタンド取り付け側)にTナット M5を2個入れます。
今いれた2個のTナットと、スタンドフレーム組立時にあらかじめ2040V-SlotリニアレールY軸側の底面に入れてあるTナットの3箇所を使って対応するスタンドを固定します。ボルトは低頭ボルト M5 - 8mmを使用します。
フレーム外側も2040V-Slotリニアレールの端からTナットを6個入れ、低頭ボルト M5 - 10mm 6本で固定します。
中央のスタンド用に残っているC-beamリニアレール500mmに直角固定具(鋳造) 2個を低頭ボルト M5 - 8mmとTナットにて取り付け、垂直ジョイントプレートの残った穴に低頭ボルト M5 - 10mm 6本にて差し込みTナット 6個を軽く取り付けておきます。
垂直ジョイントプレートに取り付けられている差し込みTナットの向きをレールの溝に入るように横に揃え、横から差し込むように取り付けて低頭ボルトを締めて固定します。
中央のレールにあらかじめ入れてあるTナット2個を使用して低頭ボルト M5 - 8mmでさらに固定します。
部品番号 | 使用部品名 | 個数 |
---|---|---|
❷ | 2040 V-slotリニアレール Y軸用2040 V-slotリニアレール 960mm2040 V-slotリニアレール 1160mm2040 V-slotリニアレール 1460mm | 2 |
❷2040V-Slotリニアレール Y軸用の両端に直角固定具(鋳造) 1個と直角固定具(黒) 1個を低頭ボルト M5 - 8mmとTナットにてそれぞれ下図のように固定します。また、それぞれに差し込みTナットと低頭ボルト M5 - 8mmを軽く取り付けておきます。
直角固定具(鋳造)は端面に、直角固定具(黒)は端面から20mm程度離した位置に仮固定します。
対称のものをもう一本作ります。
レールに入るようにTナットの向きを揃え、スタンドのC-Beamリニアレールの凹の中に入れます。
取り付け位置はフレームの外側の溝に入れ、固定は端面近くで仮固定します。ボルトはひっくり返した後に締めなおします。
各スタンドの端面にC-Beamスタンド固定座を低頭ボルト M5 - 20mm 4本で固定します。
スタンド固定座の中央の穴にスタンド用ゴム足、あるいはレベリングキャスターを取り付けます。
エンドプレートの取り付け向きに注意してください。ゴム足のネジ部がC-Beamリニアレールの中空部に入るようにエンドプレートを取り付けます。
レベリングキャスター使用時においても中央のスタンドはゴム足となっています。
ゴム足の取り付けまで完了したらフレームを裏返して正常な向きに戻します。
裏返す際は必ず周りを注意し複数人にて作業を行ってください
必ず固定後は固定部を揺するなどして差し込みTナットがレールに完全に固定されていることを確認してください。
四隅のスタンドに直角固定具(黒) で追加の固定を行います。
C-Beamリニアレール500mmの端面との固定には低頭ボルト M5 - 10mmを使用し、2040V-Slotリニアレールとの固定にはあらかじめ入れてあるTナットと低頭ボルト M5 - 8mmを使用します。
中央のスタンドにも同様に直角固定具(黒) 2個で固定を行います。直角固定具(黒)に低頭ボルト M5 - 8mmと差し込みTナットを取り付け、レールに差し込んで固定してから低頭ボルト M5 - 10mmでC-Beamリニアレールと固定します。
スタンド下部の補強フレームが仮止めのままなのでこのタイミングで位置を確認し、しっかりと締めます。
2040V-SlotリニアレールがしっかりとC-Beamリニアレールの凹に入り切っていることを確認してください。
ゴム足の出代が同じ程度になるか、あるいはフレーム上に置いた水準器が水平を示すようにゴム足を回して高さを調整します。
レベリングキャスターを使用する場合は中央のスタンド高さの足りずが少し浮きます。敷板を用意してスタンド下に敷いてください。
最後に各部のボルトをしっかり締め、増し締め確認をしてください。
Y軸、X軸、Z軸の順でフレームに取り付けていきます。
各軸は長く取り付け時はに不安定な状態となる可能性があります。複数人にて作業を行うようにしてください。
部品番号 使用部品名 個数 ❶ 低頭ボルト M5 - 8mm 12 ❷ 低頭ボルト M5 - 12mm 4 ❸ 低頭ボルト M5 - 15mm 4 ❹ TナットM5 12 ❺ エンドキャップ-シングル 4
部品番号 | 使用部品名 | 個数 |
---|---|---|
❶ | 低頭ボルト M5 - 8mm | 12 |
❹ | TナットM5 | 12 |
下図のように本体フレームの2040 V-slotリニアレール X軸用へ❹Tナットを差し込みます。
4つの角に各3個入れます。
6.で制作したY軸を本体フレームへ載せます。
Y軸に取り付けられた直角固定具(黒)を先程挿し込んだTナットへ❶低頭ボルト M5 - 8mmを使用して固定します。
下図のようにフレームと本体フレームの面がツライチとなるように位置調整をします。
位置の調整が終わったら直角固定具のボルトを締めて位置を固定します。
2本のY軸に対して上記の手順にてY軸を取り付けます。
部品番号 | 使用部品名 | 個数 |
---|---|---|
❸ | 低頭ボルト M5 - 15mm | 4 |
❺ | エンドキャップ-シングル | 4 |
X軸をまっすぐ取り付けるため、2本のY軸のガントリープレートが同じ位置となるように移動させます。
リードスクリューを回すとガントリープレートが移動します。
両方のY軸が同じ位置であることが明確な軸の一番端に移動させることを推奨します。
5.で制作したX軸を下図のように直角固定具(黒)がY軸ガントリープレートに取り付けられたレールを通しつつ、
❸低頭ボルト M5 - 15mm 4本にて垂直ジョイントプレートの空いた穴を両端Y軸のリニアレールの端面のネジ穴に固定します。
X軸の両端に取り付けられた各4個の直角固定具をスライドさせ、Y軸のリニアレールに差し込みTナットを固定します。
差し込みTナットによってフレームに固定する際は固定後に固定部を揺するなどして完全に固定されていることを確認してください。
最後に2080V-Slotリニアレールの端面に❺エンドキャップ-シングルを取り付け保護します。
部品番号 | 使用部品名 | 個数 |
---|---|---|
❷ | 低頭ボルト M5 - 12mm | 4 |
7.で製作したZ軸を10.2で取り付けたX軸に固定します。
Z軸のガントリープレートをX軸のガントリープレートに❷低頭ボルト M5 - 12mm 4本とX軸ガントリープレートから突き出ている低頭ボルトM5 - 60mmで固定します。
モーター取り付けは個別でモーター動作確認をした後にフレームへ取り付けることを推奨します。
モーターの動作確認はこちら
部品番号 | 使用部品名 | 個数 |
---|---|---|
❶ | Nema23ステッピングモーター | 4 |
❷ | スペーサー - 40mm | 8 |
❸ | 低頭ボルト M5 - 55mm | 8 |
❹ | 6.35mm x 8mm カップリング | 4 |
部品番号 | 使用部品名 | 個数 |
---|---|---|
❶ | Nema23ステッピングモータ | 4 |
❷ | スペーサー - 40mm | 16 |
❸ | 低頭ボルト M5 - 55mm | 16 |
❹ | 6.35mm x 8mm カップリング | 4 |
❹6.35mm x 8mm カップリングをリードスクリューに挿し、❶Nema23ステッピングモータを❷スペーサー - 40mm 2本、❸低頭ボルト M5 - 55mm 2本でC-Beamリードスクリュー固定座に固定します。
カップリングの位置を調整したあと、カップリングに取り付けられているボルト、イモネジを締め固定します。
カップリングのイモネジはモーター軸のDカット部(平面部)に当たるように固定しましょう。
これを各軸に対して行います。
❹6.35mm x 8mm カップリングをリードスクリューに挿し、❶Nema23ステッピングモーターを❷スペーサー - 40mm 4本、❸低頭ボルト M5 - 55mm 4本でC-Beamリードスクリュー4点固定座に固定します。
カップリングの位置を調整したあと、カップリングに取り付けられているボルト、イモネジを締め固定します。
カップリングのイモネジはモーター軸のDカット部(平面部)に当たるように固定しましょう。
これを各軸に対して行います。
ケーブルキャリアの取り付け位置/方向は、モーターと基板の取り付け位置により異なります。
この説明は取り付けの一例ですのでご自身の作業環境に応じて変更してご利用ください。
ケーブルの取り回し次第では付属のモーター用ケーブルでは長さが足りなくなる場合がございます。
オンラインストアに最大4.5mmのケーブルがございますので必要に応じてケーブルを追加、カットしてご利用ください。
部品番号 使用部品名 個数 ❶ 2040 V-slotリニアレール X軸用2040 V-slotリニアレール 960mm2040 V-slotリニアレール 1160mm2040 V-slotリニアレール 1460mm 1 ❷ 2040 V-slotリニアレール Y軸用2040 V-slotリニアレール 960mm2040 V-slotリニアレール 1160mm2040 V-slotリニアレール 1460mm 1 ❸ ケーブルキャリア 2 ❹ L字ブラケット – シングル 2 ❺ L字ブラケット – ダブル 2 ❻ スペーサー - 9mm 4 ❼ スペーサー - 20mm 4 ❽ スペーサー - 40mm 2 ❾ 低頭ボルト M5 - 8mm 4 ❿ 低頭ボルト M5 - 10mm 2 ⓫ 低頭ボルト M5 - 12mm 2 ⓬ 低頭ボルト M5 - 15mm 2 ⓭ 低頭ボルト M5 - 30mm 2 ⓮ 低頭ボルト M5 - 40mm 2 ⓯ 低頭ボルト M5 - 60mm 2 ⓰ 直角固定具(黒) 2 ⓱ TナットM5 6 ⓲ 差し込みTナットM5 2 ⓳ ロックナット 2 ⓴ ワッシャー 2 (21) エンドキャップ-シングル 6
❶2040 V-slotリニアレール X軸用 及び ❷2040 V-slotリニアレール Y軸用は選択した仕様によって長さが異なります。
選択した仕様によって以下のように読み替えて作業を行ってください。
1000mm : 960mm
1200mm : 1160mm
1500mm : 1460mm
部品番号 | 使用部品名 | 個数 |
---|---|---|
❶ | 2040 V-slotリニアレール X軸用2040 V-slotリニアレール 960mm2040 V-slotリニアレール 1160mm2040 V-slotリニアレール 1460mm | 1 |
❹ | L字ブラケット – シングル | 2 |
❺ | L字ブラケット – ダブル | 1 |
❻ | スペーサー - 9mm | 2 |
❼ | スペーサー - 20mm | 2 |
❽ | スペーサー - 40mm | 2 |
❾ | 低頭ボルト M5 - 8mm | 2 |
⓭ | 低頭ボルト M5 - 30mm | 2 |
⓯ | 低頭ボルト M5 - 60mm | 2 |
⓱ | TナットM5 | 2 |
⓲ | 差し込みTナットM5 | 2 |
⓴ | ワッシャー | 2 |
(21) | エンドキャップ-ダブル | 4 |
❶2040 V-slotリニアレール X軸用のものに❼スペーサー - 20mmと⓴ワッシャーを挟んで⓭低頭ボルト M5 - 30mmと⓱TナットM5で❹L字ブラケット – シングルを固定します。
固定位置はレールの先端ではなく内側に60mm程度の場所がおすすめです。
シングルブラケットのもう一カ所の穴には❾低頭ボルト M5 - 8mmと⓲差し込みTナットを仮付けしておきます。
V-slotリニアレールの反対側の端にも同様のものを用意します。
V-slotリニアレールの両端は(21)エンドキャップ-シングル 4個で蓋をします。
マシン本体X軸の下部に仮止めした差し込みTナットを使って取り付けます。
Z軸上部のモーター固定座に❽スペーサー - 40mm 、❻スペーサー - 9mmを挟んで⓯低頭ボルト M5 - 60mmで❺L字ブラケット – ダブルを取り付けます。
部品番号 | 使用部品名 | 個数 |
---|---|---|
❷ | 2040 V-slotリニアレール Y軸用2040 V-slotリニアレール 960mm2040 V-slotリニアレール 1160mm2040 V-slotリニアレール 1460mm | 1 |
❺ | L字ブラケット – ダブル | 2 |
❻ | スペーサー - 9mm | 2 |
❼ | スペーサー - 20mm | 2 |
❾ | 低頭ボルト M5 - 8mm | 2 |
⓫ | 低頭ボルト M5 - 12mm | 2 |
⓮ | 低頭ボルト M5 - 40mm | 2 |
⓰ | 直角固定具(黒) | 2 |
⓱ | TナットM5 | 2 |
(21) | エンドキャップ-シングル | 2 |
❷2040 V-slotリニアレール Y軸用の両端に⓫低頭ボルト M5 - 12mmで ⓰直角固定具(黒) を取り付けます。
先端の空いている方に(21)エンドキャップ-シングルを取り付けます。
❼スペーサー - 20mmと❻スペーサー - 9mmを間に挟み⓮低頭ボルト M5 - 40mmにて、本体フレームモーターを取り付けた側面のタップ穴に取り付けます。
ケーブルキャリア台を取り付けた側の2080V‐slotリニアレールの任意の箇所に❾低頭ボルト M5 - 8mmと⓱TナットM5で❺L字ブラケット – ダブルを取り付けます。
部品番号 | 使用部品名 | 個数 |
---|---|---|
❸ | ケーブルキャリア | 2 |
❿ | 低頭ボルト M5 - 10mm | 2 |
⓬ | 低頭ボルト M5 - 15mm | 2 |
⓱ | TナットM5 | 2 |
⓲ | 差し込みTナットM5 | 2 |
⓳ | ロックナット | 2 |
❸ケーブルキャリアは配線、動作確認後に固定することを推奨します。
下図はマシン背面部に基板を付ける場合の取り回し例です。ご自身の使用するレイアウトに応じてケーブルキャリアの向きは調整してください。
ケーブルキャリアは任意の箇所で分離、結合することができますのでマシンサイズに応じて長さを調節してください。
ケーブルキャリア台に固定する際は❿低頭ボルト M5 - 10mmと⓱TナットM5、もしくは⓲差し込みTナットM5で固定します。
L字ブラケット – ダブルに固定する際は⓬低頭ボルト M5 - 15mmと⓳ロックナットで固定します。
ケーブルキャリア側の穴が若干小さいのでねじ込む必要があります。
マシンサイズに応じたMDF板(厚み12mm以上)を用意します。
板のサイズは X軸方向はマシンサイズ-180mm(マシンのXサイズ1000mmなら820mm)
Y軸方向はマシンサイズと同じ(マシンのYサイズ1500mmなら1500mm)
が収まりよく固定できます。
マシン下部からテーブルフレーム組立時に取り付けたL字ブラケット – シングルにワッシャータッピングねじで固定します。
以上でハードウェアの組立は完了となります。
お疲れ様でした。
なお各ボルトを確認し、締め忘れが無いか確認してください。
次の組立手順は各種配線及び設定となります。
以下を参照の上、組立を進めてください。
この プロダクト は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 4.0 国際 ライセンス 2の下に提供されています。
【2023/1/7】ArtCNC R1 published Nyaru, Gym
組立ドキュメントを作成し組立手順を最適化しました。
Z軸のエンドストップ取り付け用部品を追加しました。
ケーブルキャリアの長さを本体フレームと同じにし、取り付け方を変更しました。
ナットブロックの穴に3mmスペーサーが埋まって斜めになる問題があったためスペーサーを精密シムとワッシャーに変更しました。
【2019/1/18】ArtCNC published by Tohru
Lead CNC machineをベースにし,C-Beam Machine Xlargeの設計を導入
https://bbs.avalontech.jp/t/art-cnc/347
【Original】Lead CNC machine published Mark Carew